ハムスターがケージの隅で寝る理由5つと対処法と注意するポイントを解説

ハムスター
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ハムスターは小さくて愛らしいペットですが、時には巣箱の外やケージの隅で寝ている姿を見かけることがありますよね?

「どうして巣箱の中じゃなくて巣箱の外で寝るの?」

と、心配になる飼い主さんも多いでしょう。この巣箱の外で寝るのにはさまざまな理由があり、ハムスターの心理状態や、時には健康状態を反映している場合もあるのです。

今回は、どうしてハムスターが巣箱の外に出てケージの隅など、寝る場所を変える理由を探り、安心して飼育できる環境を整えるためのポイントをご紹介します。

あなたの大切なハムスターが快適に過ごせるよう、一緒に考えてみましょう!

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ハムスターがケージの隅で寝る本能的な理由と環境の影響

ハムスターがケージの隅で寝るのを見かけると、「なぜ巣箱で寝ないの?」と心配になりますよね。この行動にはいくつかの理由が考えられます。個体差のあるハムスターなので、中には気分屋な子もいますが、実際にはそれだけではありません。

ハムスターが寝床を変える理由は主に「本能」と「温度変化」に関連している場合が多いのです。

本能的な理由

野生のハムスターは、昼間は天敵から身を守るために地中の巣穴で眠り、夜になると食べ物を求めて活動を始めます。

この習性は飼育下のハムスターにも当てはまります。

昼間は寝床でリラックスし、夜になると回し車を回したり、ケージの隅などのあちこちで寝たりして活発に動き回ります。

また、自然界では多くの野生動物が定期的に生活する場所を変えることがあります。

これは、食べ物を探して移動するためで、同じ場所にずっといると、季節の変化によって食べ物が不足する可能性があるからです。

飼育下のハムスターの行動

では、食べ物の心配がない飼育下のハムスターはどうでしょうか?

実は、ペットのハムスターが回し車で走ることで、まるで遠くに移動しているような錯覚を持っているという説もあります。

よく観察してみると、走った後には、ケージの隅にある床材の中に落ちている食べ物を探す仕草を見せることが多いのです。

夜間、ハムスターは回し車を走ったり、ケージの隅で食べ物を探したりと、まるで旅をしているかのような行動を繰り返します。

その結果、彼らは暗くて狭い、居心地の良い場所を寝床に選ぶことが多くなります。ケージの隅で寝る姿も、こうした自然な習性の一部と言えるでしょう。

ハムスターがケージの隅で寝る理由を理解することで、彼らの行動をより深く知ることができますね。もしハムスターがそんな姿を見せたら、彼らの本能に沿った行動なので、邪魔をしないように見守ってあげてください。

暑さや寒さが原因?ハムスターが寝床を変える理由と温度管理のコツ

ハムスターが寝床を変える理由には、その性格や本能的な行動が大きく影響していますが、温度変化も無視できません。

実際、ハムスターは温度や湿度の変化に敏感で、過ごしやすい場所を求めて寝床を移動することがあります。

ハムスターに適した温度と湿度

ハムスターが快適に過ごすための適温は20~26℃、湿度は40~60%です。日本の夏は時に30℃を超える日もあり、そうした暑さから涼を求めて寝床を変えることが考えられます。

陶器やガラスの容器などをケージに入れていると、その中に身を寄せて寝る姿を見かけることがあるでしょう。

一方、冬の寒い時期には、暖かい寝床に移動することもあります。多くの飼い主は、パネルヒーターを寝床の下に敷くことで温かさを保っていますが、他にも暖かい場所があれば、ハムスターはそこに移動することもあります。

このように、ハムスターが寝床を変えるのは、快適さを求める自然な行動なのです。飼い主としては、彼らの環境を整えることが大切ですので、温度管理に気をつけてあげると良いでしょう。ハムスターが安心して過ごせる環境を提供することが、健康的で幸せな生活を支えるポイントになりますよ。

巣箱の外で寝るのは病気のサイン?注意すべき行動とは

ケージの隅に限らず、ハムスターが巣箱の外で寝る理由はまた別かもしれません。

以下に、巣箱から出てしまう代表的な理由を詳しく説明します。

1. 巣箱の中が暑い

ハムスターが巣箱の外で寝る理由の一つに、温度があります。特に夏場は、巣箱の中が暑くなりがちで、この場合はハムスターが少しでも涼しい場所を求めて巣箱の外に出て寝る場所を変えてしまうことがあります。

この行動はハムスターからのSOSであり、体調を崩す危険がある可能性があります。熱伝導性の高い金属プレートを使用したり、エアコンをこまめに利用して、ケージの温度が上がりすぎないように心がけて様子を見ましょう。

2. 巣箱の中が汚い

ハムスターが巣箱の外で寝るもう一つの理由は、巣箱の中が汚れていることです。フンや尿が溜まっていると、ハムスターは嫌がって巣箱を使わなくなることがあります。

定期的に巣箱を掃除し、清潔な環境を保つことが大切です。また、湿度が上がりにくい木製の巣箱を選ぶと良いでしょう。通気性の良い陶器製のものもおすすめですが、プラスチック製は避けた方が無難です。

3. 巣箱に敵がいる

ハムスターが巣箱の外で寝る理由として、巣箱の中に敵とみなした個体が入っている場合があります。

特に多頭飼いをしている場合、普段は仲良くしているハムスターが急に相手を敵とみなして警戒することがあります。

これは妊娠したハムスターによく見られる兆候ですが、基本的にはハムスターは1匹で飼うべき生き物なので、他のハムスターでも起こりうる事です。

このような場合は、別の巣箱を用意したりケージを分けて飼育することが望ましいです。

4. 新しい巣を作った場合

ハムスターは床材を掘って新しい巣を作る習性があります。

普段使用している巣箱が気に入らなくなると、新たに巣を作ることがあるため、これについては心配する必要はありません。

この場合は逆にハムスターが新しい巣を作りたくなるような環境を整えてあげましょう。そして頻繁に巣箱をいじったり、人間の匂いを付けないよう気をつけることが大切です。

5. ケージの中で安心している

ハムスターが巣箱の外で寝る理由の最後は、飼育環境に慣れ、飼い主に対して警戒心を抱いていない場合です。

この状態は、ケージの中がハムスターにとってストレスのない環境が提供できている証拠ですので、特に心配する必要はありません。

ただし、ハムスターは本来警戒心が強い生き物であるため、完全に警戒を解くことは少ないですが、安心感からケージの中の色々な場所に寝床を変えて寝ることはあります。

ケージの隅で寝るのを防ぐ方法はある?

ハムスターがケージの隅で寝るのを完全に防ぐのは難しいですが、飼い主として環境を改善することで、巣箱を寝床として選びやすくすることができます。ハムスターが快適に感じられる環境を整えることで、自然と巣箱に戻る可能性が高くなります。

飼い主ができる環境改善の具体例

巣箱で寝るようにするために、以下の方法を試してみてください。ハムスターが安心して巣箱を使える環境を作る助けになるかもしれません。

1. 巣箱の温度と位置を調整する

  • 巣箱を直射日光が当たらない場所に配置する。
  • 夏はエアコンやクールプレートを使い、冬はパネルヒーターを敷いて適温(20〜26℃)を保つ。
  • 通気性の良い素材(陶器製や木製)の巣箱を選ぶと快適さが増します。

2. 巣箱を清潔に保つ

巣箱の中に尿やフンが溜まると、ハムスターが嫌がって使わなくなることがあります。

  • 週に1〜2回、巣箱内の床材を部分的に交換する。
  • ハムスターが嫌がらない程度に匂いを残しつつ掃除するのがポイントです。

3. ケージのレイアウトを見直す

ケージの隅が寝心地の良い環境になっている場合、巣箱よりも隅を好むことがあります。

  • 隅に床材をたっぷり敷かないようにして、巣箱の方が快適だと思わせる工夫をする。
  • 隅にトイレやおもちゃを配置して、寝るスペースではなくする。

4. 巣箱の大きさと構造を調整する

巣箱が狭すぎたり広すぎたりする場合、ハムスターが快適に感じられないことがあります。

  • ハムスターが体を丸めてリラックスできる程度の広さを選ぶ。
  • 入り口が狭く暗い巣箱は、野生の習性に沿って安心感を与える効果があります。

5. 床材を工夫する

床材の種類や量によっても、ハムスターが寝床を選ぶ基準が変わります。

  • 巣箱には柔らかく保温性のある紙製の床材を入れる。
  • ケージ全体に均一に床材を敷きすぎず、巣箱周辺を特に心地よく整える。

見守ることも大切

ハムスターがケージの隅で寝るのは、彼らの本能や一時的な好みの場合もあります。環境を整えても改善が見られない場合でも、元気や食欲に問題がなければ心配しすぎる必要はありません。

飼い主としては巣箱で寝てほしいかもしれませんが、健康状態などに問題点がなさそうであれば、ハムスターの行動を温かく見守っても良いでしょう!

まとめ

ハムスターが巣箱の外で寝る理由は多岐にわたります。ハムスターがケージの隅で寝る理由の一つは、暑さや寒さによるストレスです。特に夏場は、ケージ内の温度が30℃を超えると熱中症のリスクが高まりますので、この場合は以下のような対策を試してみてください。

  • ケージの近くに扇風機を置く(直接風が当たらないように注意)。
  • 冷たい陶器やガラス製の巣箱をケージ内に設置する。
  • 部屋全体をエアコンで適温(20~26℃)に保つ。

また、巣箱の中が汚れている場合や、敵とみなされる個体がいると、外で寝る傾向が強まります。さらに、ハムスターは新しい巣を作るために床材を掘ることもありますので、安心できる環境を提供できれば、外で寝ていても心配はいりません。

個体差の大きいハムスターですが、愛情を持って環境を整え、ハムスターの健康を守るようにしてください。

私も最初、ハムスターがケージの隅で寝ているのを見て「具合が悪いのかな?」と不安になりました。でも、理由を知ってからは安心して観察できるようになりました。大切なのは、毎日の観察を通じてハムスターの気持ちに寄り添うこと。彼らの小さなサインを見逃さないようにして、一緒に快適な生活を目指しましょう!

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