冬になると、手放せなくなるヒートテック。私も毎年ヘビーユースしていますが、「どう着るのがベスト?」と悩むことはありませんか?特に2枚重ね着をすると暖かさも2倍に!と思っている方も結構いらっしゃるようですが、実はそれ、あまり意味ないかも。
そこで、10年以上ヒートテックを愛用してきた私が、みんなが気になる疑問に答えつつ、ヒートテックの賢い使い方や暖かくなる正しい重ね着の順番をご紹介します!
それでは、ヒートテックにまつわる疑問を解消していきましょう!
ヒートテックは肌に直接着るべき?正しい重ね順を解説
まず気になるのが、「ヒートテックは肌に直接着た方がいいの?」という疑問ですよね。結論から言うと、ヒートテックの効果を最大限に引き出すためには、肌に直接着るのがベストです。
その理由は、ヒートテックが身体から発散される水蒸気を熱エネルギーに変換する仕組みにあります。直接肌に触れていないと、この機能がうまく働かず、思ったほど暖かさを感じられないことも。
ちなみに、私もかつて「下にTシャツを着て、その上にヒートテック」という順番で重ね着していた時期がありましたが、寒い日は全然効果を感じられず…。

ヒートテックを重ね着してもあんまり暖かくならない…
「これ、本当に意味あるの?」と疑問に思ったほどです。正しい着こなし方を覚えるだけで、冬の快適さが大きく変わるので、肌に直接着るのが一番効果的だという事を覚えておいて試してみてください!
ヒートテックを2枚着ると効果は倍増する?
寒い冬の日、「もっと暖かくしたい!」と思ってヒートテック2枚を重ね着する方もいるかもしれません。しかし、その効果については実際どうなのか、詳しく検証してみました。
2枚重ねで「2枚で倍の暖かさ?」…でも実際は?
ヒートテックを2枚重ねて着ると、「暖かさが倍になる」と思いがちですよね。でも、これは必ずしも正しいわけではなく、むしろほとんど意味がないのです。
確かに、物理的に服を2枚着ることで保温性が多少向上します。しかし、ヒートテック本来の機能である「体から出る水蒸気を熱エネルギーに変える仕組み」が、2枚目の層では十分に働かない場合が多いのです。
どれくらい暖かくなるの?
調査によると、以下のような結果が報告されています
- 同じサイズのヒートテックを2枚着た場合:暖かさは約1.5倍
- 異なるサイズ(1枚目がピッタリ、2枚目が少し大きめ)の場合:暖かさが約2.25倍になることも!
しかし、この「効果倍増」のように見える暖かさの違いは、ヒートテック自体の性能というよりも、衣類間の空気の層による保温効果が影響しているんです。
「ヒートテック2枚重ね」の実感
実際に私も、「寒い日には2枚着たらどうなるんだろう?」と試したことがあります。その結果の私の個人的な感想は以下です。
- 同じサイズを重ね着した場合
1枚目のヒートテックは肌に密着して暖かかったものの、2枚目はほとんど保温効果を感じられず、「厚着しているだけ」という印象でした。また、全体的に窮屈で動きづらく、着心地が悪かったです。 - 異なるサイズを重ね着した場合
少しゆったりしたサイズを外側に重ねることで、衣類間に空気の層ができ、同じサイズを重ねたときより暖かさを感じました。ただし、重ね着しすぎると蒸れやすく、室内に入ると逆に暑く感じることもありました。
重ね着するなら「異なるサイズ」がポイント!
私も実感したように、もしもヒートテックを重ね着するなら、異なるサイズを選ぶのがおすすめです。理由は以下の通り
- 空気の層ができる
異なるサイズを重ねることで、服の間に適度な空気の層が生まれ、これが断熱材の役割を果たして暖かくなります。特に、外側に少しゆったりしたサイズを選ぶと、動きやすさもキープできます。 - 着心地が良くなる
同じサイズを2枚重ねると、ピタッとしすぎて窮屈になりがちです。異なるサイズなら圧迫感を軽減でき、快適に過ごせます。
2枚重ねのデメリット
ヒートテック2枚重ねには効果がある場合もありますが、デメリットも無視できません。
- 蒸れやすい
特に室内では汗をかきやすく、結果的に体が冷えてしまうことも。 - 動きにくい
重ね着しすぎると、体を動かす際に窮屈さを感じることがあります。 - コストがかかる
単純にヒートテックを2枚購入する必要があるため、費用もかさみます。
寒い日には、ヒートテックを2枚重ねて着ることも一つの方法ですが、万能ではありません。下に着ていてすぐには脱げないことも多いので、特に気を付けたいポイントは、
- 肌に密着するサイズを1枚目に着用
- 2枚目は少しゆったりしたサイズで空気の層を作る
- 重ね着は極寒の日や野外のアクティビティ向けに限定する
というポイントを押さえておくと良いでしょう。
普段使いでは1枚のヒートテックと適切なアウターの組み合わせで十分暖かさをキープできます。ぜひ、自分に合ったヒートテックの重ね着術で寒い冬を快適に乗り切ってください!
極暖や超極暖とヒートテックの重ね着を比較
ユニクロの「ヒートテック」といえば冬の必需品ですが、より暖かさを追求するなら「極暖」や「超極暖」も選択肢に入ります。似て非なるものの極暖と超極暖のそれぞれの違いを理解し、最適な着こなし方を考えましょう。
極暖・超極暖の暖かさとヒートテック重ね着の違い
「極暖」や「超極暖」は、ヒートテックの進化版ともいえるアイテムです。
暖かさの目安
- 通常のヒートテック:1枚でベーシックな保温性
- 極暖:ヒートテックの約1.5倍の暖かさ
- 超極暖:ヒートテックの約2.25倍の暖かさ
重ね着との比較
- 同サイズのヒートテックを2枚重ね着:1.5倍程度の暖かさ
- 異なるサイズのヒートテックを重ね着:2.25倍程度の暖かさ
これを見ると、ヒートテックを重ね着と同程度の暖かさを得られるので、重ね着するよりも「極暖」や「超極暖」を1枚着用する方が動きやすく快適で、効率よく暖かさを得られることがわかります。
極暖・超極暖を選ぶべき?
私自身も過去にヒートテックを2枚重ねていた時期があります。しかし、「極暖」が発売されてからはその必要がなくなりました。
特に外出時や通勤など、動きやすさが求められる場面では重ね着の窮屈さが気になります。その点、極暖や超極暖は1枚で済むのでとても便利です。
コスト面や利便性を考えても、極暖や超極暖は購入する価値があると感じています。
空気の層を活かす効果
極暖や超極暖の生地は厚みがあり、適度な空気の層を作ることで保温性を高めています。重ね着で作る空気層より効率的で、体の動きを妨げません。
おすすめのシチュエーション別コーディネート
ヒートテックと比べても1枚でしっかり暖かい極暖と超極暖ですが、逆に着ることで暑くなってしまうと、調節が難しいですね。そこで、冬に備えて時期別のおすすめの重ね着方法をご紹介しておきます。
10月末〜11月初旬(まだ軽い寒さ)
- 通勤時
- インナー:ヒートテック1枚
- アウター:トレンチコート、薄手ニット
- プライベート
- インナー:ヒートテックブラトップ
- アウター:カーディガン、デニムジャケット
11月下旬〜12月(寒さ本番)
- 通勤時
- インナー:極暖1枚
- アウター:チェスターコート、厚手ニット
- プライベート
- インナー:極暖1枚+ヒートテックブラトップ
- アウター:ライダースジャケット、パーカー
12月〜2月(真冬)
- 通勤時
- インナー:超極暖1枚
- アウター:ダウンコート、セーター
- プライベート
- インナー:極暖+ヒートテックの2枚重ね
- アウター:ダウンジャケット
3月(寒さが和らぐ)
- 10月頃の服装に戻すか、薄手の極暖を使用。
冬場は室内外で気温差が激しいため、調節可能な服装にしておくことが鍵です。

汗をかくと逆に冷えてしまうこともあるため、カーディガンやパーカーなど脱ぎやすいアイテムを上に重ねると安心ですよ。
まとめ
寒い季節に重宝するヒートテック。でも、正しい着用方法や効果的な重ね着について、疑問を抱くママたちも多いのではないでしょうか。
ヒートテックを2枚着ると本当に暖かさが倍増するのか、その真相は一体どうなのでしょうか?実は、同じサイズのヒートテックを重ね着するよりも、異なるサイズのものを選ぶ方が暖かさを実感しやすいとされています。
さらに、極暖や超極暖といった新しいタイプのヒートテックが登場し、1.5倍から2.25倍もの暖かさを提供しています。この結果を裏付ける実験でも、異なるサイズのヒートテックを2枚着ると、約2.2倍もの暖かさが実感されたことが明らかになりました。
つまり、ヒートテックを2枚着るだけでなく、サイズや新しいタイプのヒートテックを上手に活用することで、より快適に冬を過ごせるかもしれません。暖かさの秘訣を知って、この冬を乗り切りましょう!