ハムスターが隙間から出てこない!脱走する理由と簡単にできる予防法とは?

ハムスター
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小さくて愛らしいハムスターは、ペットとして大人気ですよね。ですが、実は「脱走の名人」とも言えるほど、飼い主をびっくりさせることがあります。「気が付いたらケージが空っぽ!」さらに隙間に入ってしまってなかなか出てこない!なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか?

でも、なぜハムスターは脱走したがるのでしょうか?また、どうすれば脱走を防げるのでしょうか?

今回は、ハムスターが脱走する理由と、手軽にできる脱走対策について、実際の経験をもとにご紹介していきます。

ハムスターは本当に脱走するの?

ハムスターは、その小さくて可愛らしい姿や飼いやすさから、ペットとして絶大な人気を誇っています。しかし、実は「脱走の達人」でもあるのをご存じでしょうか?

小さなジャンガリアンハムスターはもちろん、体が大きめのゴールデンハムスターでも、油断するとケージから抜け出してしまいます。飼い主さんの中には、「気づいたらハムスターがいない!」といった経験をしたことがある方も少なくありません。

また、リビングでリラックスしていたら、いつの間にかハムスターが足元をすり抜けていくなんてことも…これには驚かされますよね。

ハムスターが脱走する理由とは?

では、なぜハムスターは脱走してしまうのでしょうか?実は、その理由にはハムスター特有の習性や性格が大きく関係しているのです。

1. 縄張り意識によるパトロール

ハムスターは元々、野生では地下に掘った巣穴に住み、定期的に縄張りをパトロールしていました。この縄張り意識の強さが、脱走の一因となっています。ペットとして飼われているハムスターも、時折「自分のテリトリーを確認したい!」という本能が働き、ケージの外に出ようとするのです。ですが、飼い主さんにとっては、これは間違いなく「脱走」以外の何物でもありません。

2. 好奇心旺盛な性格

ハムスターは警戒心の強い動物ですが、全てが慎重というわけではありません。中には好奇心が非常に旺盛で、ケージの外に興味津々な子もいます。こういった性格のハムスターは、少しでもケージに隙間があれば、すぐに外に出ようとします。

私自身も、かつて好奇心旺盛なハムスターを飼っていたことがあり、いつも「次はどこから出ようとしてるの?」とハラハラしていました。

3. ストレスや不満が原因

ハムスターも私たち人間と同じように、住み心地が悪かったり、ストレスを感じると脱走を試みることがあります。特にケージの設置場所が騒がしかったり、不安定な環境では、ハムスターもリラックスできず、ストレスが溜まりやすくなります。あまりにも脱走が多い場合は、ケージの場所や環境を見直して、静かで落ち着いたスペースを提供してあげることが大切です。

脱走後にすぐに気をつけること

ハムスターがもしも脱走してしまったら?脱走した後、まず何をすべきかを知っておくと慌てずに対処できます。

1. ハムスターの安全を最優先に考える

ハムスターがケージの外にいると、危険がたくさん潜んでいます。電気コードや家具の隙間など、思わぬところで事故に遭う可能性があるため、まずはすぐに窓や扉を閉め、ハムスターが家から出て行けないようにしましょう。

2. 家の中の危険な場所を確認

家具の裏や狭い隙間に潜り込むことがあるため、探しやすくするために一度家具をゆっくりと動かすなどして、ハムスターが隠れそうな場所をチェックしておきましょう。

脱走したハムスターを見つける方法

「ハムスターがケージからいない!」と気づいた時は、驚きと焦りでいっぱいですよね。まずは、窓やドアをしっかり閉めて、ハムスターが外に出られないようにしましょう。

その後、できるだけ早く探し出して安全にケージへ戻してあげることが大切です。では、具体的にどんな方法でハムスターを見つけたらいいのでしょうか?

1. ケージの近くにエサやおやつを置いてみる

ハムスターはお腹が空くと、自分からエサを探しに動き出します。ケージの近くに普段あげているエサや、ハムスターのお気に入りのおやつを置いてみましょう。嗅覚が非常に優れているため、食べ物の匂いにつられて隙間からでも出てくることがよくあります。

私も以前、脱走したハムスターがエサの匂いに釣られて戻ってきた経験がありますよ!

2. 部屋を暗くして音を頼りに探す

ハムスターは夜行性の動物なので、部屋を暗くすると普段のように活発に動き出すことがあります。部屋の電気を消して、静かに耳を澄ませてみましょう。

ハムスターがどこかで動く音や、小さな足音が聞こえるかもしれません。音を頼りにハムスターを見つけたら、慌てずゆっくりと捕まえるのがコツです。

3. 暗くて狭い場所を重点的にチェック

ハムスターは暗く狭い場所を好む習性があります。これは、野生で穴の中に住んでいた名残です。そのため、部屋の隅や家具の裏、カーテンの影など、暗くて狭いところや部屋の中の隙間を重点的に探してみましょう。思わぬ場所にすっぽりと隠れていることがあります。

4. フンを手がかりに探す

脱走したハムスターも、部屋のどこかでフンをします。もし部屋の中にフンを見つけたら、その近くにまだハムスターがいる可能性が高いです。フンの周りの暗く狭い場所を探してみましょう。フンが新しければ、ハムスターが近くにいる証拠なので、すぐに見つかるかもしれませんよ。

ハムスターの脱走を防ぐための対策

ハムスターにとって、ケージの外は予想以上に危険な場所。しつけで脱走を防ぐのは難しいため、飼い主が日常的にしっかりと対策を取ることが重要です。それでは、具体的にどのような方法で脱走を防げるのでしょうか?

1. 水槽や衣装ケースに変える

一般的な金網製のケージは、隙間が多くハムスターが容易に登ってしまいます。そこで、脱走を防ぐために効果的なのが、水槽や衣装ケースを使用すること。これらはツルツルしているため、ハムスターが登ることができません。また、ふたの上に風通しの良い重しを置けば、さらに安全です。

2. ケージの隙間をしっかりふさぐ

ハムスターは思いのほか器用で、狭い隙間に体をねじ込んで脱走することがあります。特にケージが古くなってきたり、金網の隙間が広がってきた場合、そこから出て行ってしまうことが多いです。また、プラスチック製の部分をかじって穴を開けてしまうこともあります。そんな時は、隙間をしっかりふさぐことが大切。ケージの老朽化が目立つ場合は、買い替えを検討するのも良いでしょう。

3. きちんと施錠されているか確認する

ハムスターは夜行性なので、飼い主が寝ている間に脱走してしまうことがよくあります。そこで、就寝前やケージの掃除後には、必ずふたがしっかり閉まっているかを確認しましょう。ハムスターは小さくても力が強く、少し緩んだふたであれば簡単に開けてしまいます。ふたが開きやすくなってきた場合は、クリップや洗濯バサミなどを使ってしっかり留める対策をすると安心です。

4. ケージのレイアウトを工夫する

ハムスターの快適な暮らしを考えてケージ内のレイアウトを整える飼い主さんも多いですが、実はレイアウトが原因で脱走しやすくなることも。回し車や巣箱が脱走の足場になってしまうことがあるので、特に出口付近には物を置かないように配置を工夫しましょう。

私も以前、回し車の位置が気になったので移動させてから、脱走しなくなりました。

まとめ

ハムスターの脱走、さらに隙間から出てこない。そんな状況は飼い主にとって頭を悩ませる問題ですが、日頃の対策次第でかなり防ぐことができます。

ケージ選びやレイアウトの工夫、定期的な施錠確認をしっかり行うことで、ハムスターが安心して暮らせる環境を整えてあげましょう。

そしてもしもケージから出てしまった時にはご紹介した方法を参考にハムちゃんを連れ戻してあげてください。

 

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