洗濯機は毎日使うものだからこそ、実は洗濯槽自体の掃除も大切なんですが、面倒に感じてしまうこともありますよね…特に、洗濯槽の裏側に潜む汚れやカビは見えないので、つい放置しがちです。でもそんな悩みを解決してくれるのが「オキシクリーン」です。
オキシクリーンは、過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤で、強力な除菌・漂白効果があります。この泡の力で、洗濯槽に潜む汚れを浮かび上がらせ、簡単に取り除けるんです。特に、長期間掃除していない洗濯槽にあるカビや洗剤カス、皮脂汚れに効果を発揮します。
今回の記事では、オキシクリーンを使って洗濯槽を簡単に掃除する方法を詳しく紹介します。手順やコツを押さえることで、あなたの洗濯槽もピカピカに!さらに、効果を最大化するためのちょっとしたポイントもお教えしますね。
洗濯槽に潜むカビや汚れの正体とは?
洗濯機の洗濯槽は、意外にも汚れが溜まりやすい場所です。洗濯槽には時間とともに次のような汚れが溜まっていきます。
- 皮脂汚れ:洗濯物に残った皮脂や油分が溜まる。
- 洗剤カス:洗剤がうまく溶けきらず、残ることがある。
- カビや雑菌:湿気の多い場所なので、カビが繁殖しやすい。
特に湿気がこもりやすい場所なので、放っておくと知らぬ間に黒カビや嫌な臭いが発生してしまいます。これが「生乾きの臭い」の原因でもあります。カビが繁殖すると、洗濯物に臭いが移り、洗濯の質が低下することに。
オキシクリーンを使った洗濯槽掃除の基本手順
オキシクリーンを使えば、洗濯槽の掃除は次のような手順で簡単にできます。必要なものはオキシクリーンとネットだけ。
①オキシクリーンの量を調整する
- 水50〜60Lに対して、オキシクリーン300〜500gが目安。
- 洗濯機の容量に合わせて、オキシクリーンの量を調整してください。
②洗濯機を回して泡を発生させる
- 洗濯機の電源を入れて、「槽洗浄」コースを選択。
- 水が溜まったら、オキシクリーンを投入。泡が発生します。
③つけ置きで汚れを取り除く
- オキシクリーンが溶けたら、そのまま20〜30分程度つけおき。
- 汚れがひどい場合は、さらに2〜3時間放置すると効果的。
④浮いた汚れをネットで取り除く
- つけおき後、水面に浮かんだ汚れを網目の細かいネットで取り除きます。
- ネットがない場合は、お風呂用の手桶などでも代用可能です。
オキシクリーンで洗濯槽掃除を効果的に行うためのコツ
オキシクリーンを使うことで洗濯槽がきれいになりますが、その効果を最大限に引き出すためのコツを押さえておきましょう。
汚れのひどい部分にスポット的に使用
- 洗濯槽全体を掃除するのも良いですが、特に汚れがひどい部分や黒カビが目立つ場所には、オキシクリーンを直接かけると効果的です。
- 頑固な汚れにはオキシクリーンを多めに使用し、つけおきで浮かせましょう。
水温を調整する
- 温水(約40度)を使うと、オキシクリーンが素早く溶けて汚れを浮かせやすくなります。
- ただし、洗濯機が対応できる範囲内で使用しましょう。熱すぎるお湯は洗濯機に負担をかけることがあるので注意が必要です。
つけおきの時間を調整する
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- 時間を長くつけおくと、より汚れが落ちやすくなります。特に汚れがひどい場合は2〜3時間のつけおきをおすすめします。
- つけおき後、ネットやスポンジで軽くこすり洗いをすると、よりきれいに仕上がります。
洗濯槽掃除後に気をつけるべきポイント
オキシクリーンで洗濯槽をきれいにした後は、その後のケアが重要です。掃除後に気をつけるべきポイントを押さえましょう。
掃除後の乾燥を忘れずに
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- 洗濯槽の湿気を取り除くため、掃除後はフタを開けてしっかり乾燥させましょう。
- 湿気が残っていると、再びカビや雑菌が繁殖しやすくなります。特に梅雨時期など湿気が多い時期は、乾燥機能を活用することをおすすめします。
定期的に掃除を続ける
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- 一度掃除したからといって安心せず、定期的に掃除を行いましょう。洗濯槽は使うたびに少しずつ汚れが蓄積します。
- 月に一度を目安に掃除をすると、汚れがひどくなる前に予防できます。
洗濯物の管理にも気をつける
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- 洗濯槽の掃除だけではなく、洗濯物の管理も大切です。洗濯物を裏返して洗う、洗濯ネットを使うなどして、洗濯機への負担を減らしましょう。
- 洗剤の量を適切に調整し、洗剤カスの蓄積を防ぐことも重要です。
オキシクリーン以外の洗濯槽掃除法との違い
オキシクリーンを使った洗濯槽掃除は、非常に効果的で簡単ですが、他の掃除方法とも比較してみましょう。例えば、クエン酸や重曹を使う方法があります。
クエン酸を使った掃除
クエン酸は、洗濯機の中にあるカルシウムやミネラルの汚れを溶かすのに効果的です。しかし、クエン酸はオキシクリーンほど強力にカビや油汚れを落とすことができません。そのため、洗濯槽のカビや頑固な汚れにはオキシクリーンの方が効果的です。
重曹を使った掃除
重曹は消臭効果に優れており、洗濯槽の臭いを軽減することができます。しかし、重曹単体ではカビや皮脂汚れを取り除く力はオキシクリーンに比べると弱いため、汚れがひどい場合はオキシクリーンを使った方が効果的です。
洗濯槽を掃除した後の効果的なケア方法
洗濯槽掃除が終わった後、きれいな状態を保つためには定期的なケアが大切です。ここでは、掃除後にできる日々の簡単な工夫で、洗濯槽の清潔を長持ちさせる方法をご紹介します。
①洗濯物の乾燥をしっかり行う
洗濯後、湿った衣類をそのまま放置していると、湿気が洗濯機内に残り、カビの原因になります。洗濯が終わったらすぐに衣類を取り出して干すことが大切です。
また、洗濯槽が湿っている状態で放置することも避けましょう。洗濯機のフタを開けて、空気が流れるようにすることで、湿気を素早く取り除きます。
②ドアやフタを開けておく
特に湿気の多い季節や梅雨時には、洗濯機のフタを開けておくことが効果的です。
これにより、洗濯槽内部が乾燥しやすくなり、カビの発生を抑えることができます。湿気のこもらないように気をつけることで、洗濯槽の汚れも防ぐことができます。
③洗濯槽の定期的なチェック
洗濯槽をきれいに保つためには、定期的にその状態をチェックすることも重要です。目に見える汚れやカビがないか、異臭がしないかなどをチェックして、必要に応じて早めに掃除をしましょう。月に一度程度の掃除を習慣化することが効果的です。
まとめ
オキシクリーンを使って洗濯槽掃除を行う際の基本的な使い方とコツをまとめてみましょう。
①オキシクリーンの適切な使い方
オキシクリーンを使用する際は、パッケージに記載されている指示を守りましょう。洗濯槽掃除の場合、洗濯機にオキシクリーンを適量入れて、ぬるま湯で溶かしてから洗濯機を回すだけでOKです。汚れがひどい場合やカビが目立つ場合は、オキシクリーンを多めに使用し、つけおき時間を長めにすることが効果的です。
②オキシクリーンの効果を最大化する方法
オキシクリーンは、温水で使用することでその効果を最大化できます。温水は汚れを浮かせやすくし、オキシクリーンの成分がしっかりと作用します。洗濯機の設定を「お湯洗い」や「高温水洗い」に設定することで、効果を高めることができます。
③他の掃除方法との併用
オキシクリーンだけでなく、時々はクエン酸や重曹といった他の掃除方法を組み合わせることも検討してみてください。特に臭いが気になる場合には、重曹を使うことで消臭効果を高めることができます。オキシクリーンで汚れを落とした後に、クエン酸でカルシウム汚れを溶かす方法も効果的です。
洗濯槽の掃除は、洗濯機を長持ちさせ、衣類の清潔を保つためには欠かせない作業です。オキシクリーンは、手軽で効果的に洗濯槽をきれいにするための強力な味方です。使用方法も簡単で、月に一度の掃除を習慣化することで、洗濯槽の汚れをしっかりと防ぎ、清潔な状態を保つことができます。
洗濯機がきれいであれば、衣類も清潔に洗い上がり、毎日の洗濯が気持ちよくなります。定期的にケアして、清潔な洗濯機で心地よい生活を送りましょう。お掃除が少しでも楽しく、効果的になると嬉しいです。