キャベツがなんだかパリパリしてて、固いんですよね。そんな経験ありませんか?私はよくあります…実はその理由はいくつかあって、ひとつには「トウ立ち」という現象があるんです。これって根菜や葉物野菜によく見られることなんですよ。
そんな固いキャベツでも、ほんのちょっとした工夫で柔らかくすることができるんですよ。例えば、塩もみをしたり、レンジやフライパンでちょっと温めてみると、ふんわり柔らかくなります。
それから、固い部分でも美味しく食べられるレシピもあります。たとえば、コールスローサラダやキャベツと鶏ひき肉のお袋煮なんていうのがあります。
この記事では、キャベツが固い原因や柔らかくする方法、そして固いキャベツを使ったレシピもたくさん紹介していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
キャベツが固くなる原因
キャベツが固くなる原因は、季節の変化に関係しています。冬の終わりには、暖かくなってくるとキャベツがトウ立ちし始めます。これがキャベツが固くなる一因なんです。つまり、冬の間に成長していたキャベツは、トウが立つことで固くなり、味や水分も失ってしまうんですね。
そして、キャベツの種類や収穫時期によっても固さに違いがあります。例えば、春に収穫されるキャベツは水分が豊富で、柔らかくて葉同士に隙間があります。一方、冬に収穫されるキャベツは葉が重なり合っていて、固くて重たい特徴があります。
つまり、キャベツが固くなる理由は季節の変化や収穫時期によるものであり、それぞれのキャベツの特徴も理解しておくと良いでしょう。
固いキャベツを柔らかくする方法
固いキャベツでも簡単な工夫で柔らかくする方法をご紹介していきます。
1. 塩もみする
キャベツを食べやすい大きさに切り、塩を振りかけてよく混ぜます。その後、しばらく置いて水気を絞ります。塩もみすることで、キャベツの葉が柔らかくなりますが、若干の塩味が残ることがあります。サラダや和え物、漬物の下ごしらえに適していますが、味付けをする料理の下ごしらえには向いていません。また、キャベツの芯は塩もみしてもなかなか柔らかくならないので、小さく切るなどの工夫が必要です。
2. レンジで加熱する
キャベツを好みの大きさに切って耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして500Wの電子レンジで4分~5分ほど加熱します。その後、水気を切って使います。特に、ロールキャベツの葉を柔らかくするときなどに有効です。加熱後は冷蔵庫で冷やしてから使うと良いでしょう。
3. フライパンで蒸す
キャベツを食べやすい大きさに切り、フライパンに入れて水を加えて火にかけます。沸騰したら蓋をして中火から強火で3分ほど加熱し、火を止めて3分ほどそのまま置いてから水気を絞ります。この方法では、キャベツの固さを調節しやすく、サラダや和え物に適しています。また、蒸し茹でにすることでキャベツの栄養の流出も少なくなります。
キャベツの外葉には栄養が豊富に含まれていますが、虫食いや黄色く枯れている場合は食べるのを避けることをおすすめします。また、内側の葉でも固いキャベツがある場合があるので、柔らかくする方法を工夫してみてくださいね。
固いキャベツを使ったレシピ
1. コールスローサラダ
固いキャベツでも、塩もみすることで食感が柔らかくなります。コールスローサラダは、そのままでは食べにくい固いキャベツも塩もみすることでしっとりとした食感に変わり、マヨネーズや酢、砂糖との組み合わせでさっぱりとした味わいに仕上がります。また、カニカマとの組み合わせも相性抜群です。
材料(3人分):
- キャベツ…5枚
- 塩…少々
- カニカマ…5本
- マヨネーズ…大4
- 酢…大1/2
- 砂糖…大1
作り方:
- キャベツを粗みじんに切り、ボウルに入れて塩を混ぜてしんなりさせる。
- カニカマをキャベツと同じくらいの大きさに切る。
- キャベツを水で洗い、水分を絞る。
- ボウルにマヨネーズ、酢、砂糖を入れて混ぜ、2、3を加えてよく混ぜる。
- 塩もみしても固さが取れない場合は、レンジで30秒くらい加熱してから調味料と合わせてください。
2. 回鍋肉
固いキャベツを使った回鍋肉は、キャベツがしっかりとした食感を楽しめます。キャベツは事前にレンジで加熱することで柔らかくなり、調理後も食べ応えがあります。また、ソースの味がよく絡み、一口食べるたびにキャベツの甘みが広がります。
材料(3人分):
- キャベツ…大きめの葉4~5枚
- ピーマン…3個
- 豚バラ切り落とし…200~300g
- 酒…大2
- 醤油…小1/2
- 片栗粉…1/3カップ
- しょうが、にんにく…各1切
- オイスターソース…大1~2
- 豆板醤…小1/4
- 味噌…小1
- みりん…大1
- 酒…大1
- サラダ油、ごま油…各大1
作り方:
- キャベツとピーマンを食べやすい大きさにちぎる。
- キャベツが固い場合は、レンジで加熱してからボウルに入れる。
- 豚バラ肉に酒大1と醤油小1/2を入れてもむ。
- オイスターソースなどの調味料を混ぜておく。
- 豚バラ肉に片栗粉をまぶし、フライパンで炒める。
- しょうがとにんにくを炒め、豚バラ肉を加えて炒める。
- キャベツをのせてフタをして蒸し焼きにする。
- キャベツがしんなりしたら、調味料を加えて味をなじませる。
- キャベツが固い場合は、べちゃっとしないように注意してください。
3. ロールキャベツ
キャベツの外葉を使ったロールキャベツは、固いキャベツの芯を使った通常の料理とは異なり、外葉は柔らかくなりやすい特徴があります。キャベツがしっかりとした食感を保ちながら、ジューシーでヘルシーなロールキャベツが楽しめます。
- キャベツの準備
- キャベツの芯をくり抜いて、1玉をゆでます。
- 破らないように、水を流しながら1枚ずつはがしていきます。
- ボウルに取り出したキャベツを入れ、ふんわりとラップをかけて1〜2分加熱します。まだ柔らかくなっていない場合は、1分ずつ追加で加熱します。
- キャベツの芯をはがした後は、スライスしてみじん切りにします。
- 具材の準備
- 玉ねぎはみじん切りにし、サラダ油と一緒に入れて混ぜ、ラップをしてレンジで約2分半加熱します。
- パン粉に卵を加えて混ぜ合わせます。
- ボウルに豚ひき肉、玉ねぎ、パン粉の混合物、スライスしたキャベツの芯、ナツメグ、塩こしょうを入れて手でよくこねます。
- 全体が混ざったら、8〜10個に分割します。
- 巻き方
- 3で作った具材をキャベツの葉に巻きます。巻き終わりは爪楊枝で止めておきます。
- 焼き色をつける
- フライパンにバターまたはマーガリンを入れ、ロールキャベツを両面焼き色がつくまで焼きます。
- 煮込み
- 別の鍋に煮込み用ソースの調味料を全て入れ、煮立たせます。水の分量は圧力鍋の有無で調整します。
- 煮立ったら、焼き色をつけたロールキャベツを入れ、圧力鍋なら約30分、普通の鍋なら約2時間煮込みます。
- 煮込んでもトロトロにならなかった場合は、一旦火を止めて冷まして冷蔵庫に入れ、次の日に温め直す際に煮詰めます。これにより、より柔らかくて美味しいロールキャベツが完成します。
まとめ
固いキャベツを柔らかくする方法やそれを使ったレシピを紹介しました。キャベツが固いと、食感が不満足になることがありますが、塩もみやレンジ加熱、フライパンでの蒸し調理などの方法で、柔らかくすることができます。
塩もみでは、キャベツを塩で揉んで水分を抜くことで、食感が柔らかくなります。また、レンジ加熱やフライパンでの蒸し調理も、簡単に柔らかくする方法です。
これらの方法を使って、コールスローサラダや回鍋肉、ロールキャベツなどのレシピを楽しむことができます。固いキャベツでも、しっかりと下ごしらえをすることで、美味しい料理を作ることができますので、ぜひ試してみてください。