夏の日、子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしている最中に、ついついこぼしてしまった麦茶。そんな些細でハッとする瞬間が、ママたちの育児生活にはつきものですね。
でも心配しないでください!今回は、麦茶のシミを簡単かつ効果的に落とす方法をご紹介します。すぐに落とせなくて時間がたってしまったちょっと厄介なシミにも、忙しいママたちでも手順通りにやればできるので、気軽に試してみてください。
麦茶はシミにならない?
麦茶は一般的にシミがつきにくい飲み物の一つです。その理由は、紅茶やコーヒーに比べてシミが付きにくい性質を持っているからです。
麦茶にはタンニンと呼ばれる物質が少ないので、このタンニンがシミの原因となることが少ないのです。タンニンは茶葉に多く含まれ、紅茶やコーヒーには豊富に含まれています。
これが服に染み付くことでシミができやすくなりますが、麦茶はそういった成分が少ないため、洋服にこぼしてもシミができにくいのです。
ただし、すべての服に対して絶対にシミができないわけではありません。明るい色の服やデリケートな素材のものは、注意が必要かもしれません。
わが家でも娘のお気に入りのピンクのTシャツ、大事にしていたのに外出先で麦茶をこぼしてしまいました。すぐに洗えない状況だったので、帰宅後に洗い流しましたが、シミはしっかりと残ってしまいました。
薄いピンク色のTシャツに漂白剤を使っても大丈夫か?という疑問が出てきますが、結論から言うと、後ほど説明する方法で液状の酸素系漂白剤を使えば、色物や柄物でも綺麗にシミを落とせます。
ただ、こぼした際にはできるだけ早く対処できると良いですね。まずは麦茶をこぼした時の応急処置の方法からチェックしていきましょう!
麦茶のシミの応急処置
子供たちと外出先での楽しいイベント中、麦茶に限らずついつい食べこぼしや飲みこぼしでシミを作ってしまうこともありますよね。そんなときには、簡単な応急処置で濃度を薄くしておくと、後の染み抜きが楽になります。
- シミの水分を吸い取る まずは、乾いたタオルやティッシュでシミの水分を十分に吸い取りましょう。ここで大事なのは、なるべく早く対応すること。時間が経つほどシミというのは生地に定着してしまいます。
- シミ部分に水を含ませる 次に、タオルに水を含ませてシミ部分に押し当てます。これにより、シミの濃度を薄くしやすくなります。外出先でも持っていたり手に入れやすいアイテムで簡単にできるので、シミに悩まされているママたちにとって頼りになる応急処置法です。
この応急処置でシミの濃度が薄くなれば、染み抜きが格段に楽になります。
染み抜きにおすすめの漂白剤
次に試していただきたいのが、私のお気に入りのシミ抜きスプレー。
花王から出ている「ワイドハイターシミすっきり泡スプレー」は、麦茶のみならず、シミ取りにとても効果的です。
おすすめのポイントは、
- 泡スプレータイプでシミにピンポイントに使えて無駄が少ない!
- 洗濯前のスプレーで頑固なシミもすっきり!このひと手間だけ。
- 簡単操作で、スプレーして洗濯機に入れるだけ。
シミの部分にスプレーしてピンポイントで漂白でき、あとは洗濯機に入れるだけなので、とても簡単です。我が家でも使っていますが、かなりの確立で色んなシミが落ちるので、ぜひ試してみてください。
麦茶のしみ抜きに使うもの
それでもダメな場合や、より確実にシミを落としたい時は次の方法を試してみてください。
まずは麦茶のシミを効果的に取るために、身近なアイテムを活用しましょう。以下は麦茶のしみ抜きに使うアイテムとその使い方です。
- 「台所用洗剤」 普段使っている台所用洗剤が麦茶のしみ抜きに効果的です。歯ブラシを使ってシミ部分に優しくトントンとなでるようにします。注意点として、強く擦り過ぎないように心掛けましょう。洗剤だけでシミが落ちたら、これで終了です。
- 「液体タイプ酸素系漂白剤」 塩素系ではなく、酸素系の液体漂白剤を使用します。シミが残っている場合は、セスキ炭酸ソーダと一緒に使います。
- 「セスキ炭酸ソーダ」 アルカリ剤でパワーアップさせる役割があります。シミが取れない場合は、セスキ炭酸ソーダをシミ部分にふりかけ、次に液体の酸素系漂白剤をかけます。
- 「クエン酸」 最後に使うのはクエン酸。これによって酸性であるアルカリを中和し、衣類を保護します。
時間がたった麦茶の染み抜き方法
今ご紹介したアイテムを使っても落ちなかったり、後から発見された時間がたった麦茶のシミ抜きの手順は以下の通り。
- 台所用洗剤でトントン 台所用洗剤を歯ブラシにつけ、シミ部分をトントンと軽くなでます。激しく擦り過ぎないように気を付けましょう。洗剤だけでシミが落ちたら、これで終了です。
- セスキ炭酸ソーダと酸素系漂白剤のコンビネーション シミが残っている場合は、セスキ炭酸ソーダをシミにふりかけ、さらに液体の酸素系漂白剤を大さじ一杯分ほどかけます。
- 熱湯またはドライヤーで加熱 セスキ炭酸ソーダと酸素系漂白剤を使った後は、熱を加えます。ドライヤーでも構いませんが、熱湯を使うとより効果的です。シミ部分にゆっくりと熱湯をかけ、5分から10分ほど放置させます。
- クエン酸で中和 最後に、クエン酸水をシミ部分に流し込んで中和します。これにより、アルカリの残りを取り除きます。クエン酸が無い時にはレモンジュースも効果的です。シミに直接レモンジュースを塗り、日光に当てながら乾かすと、漂白効果でシミが薄くなります。ただし、カラフルな衣服には注意が必要です。
- 必要に応じて繰り返し シミが残っていた場合は、同じ手順を繰り返してみてください。シミが取れたら、最終的に洗濯機で洗濯するようにしましょう。
これらのアイテムとこの手順を組み合わせて、子育て中の忙しいママたちでも手軽に麦茶のシミを取り除ける方法です。
重曹と重曹ペーストを使って染み抜き
シミが頑固な場合は、更に重曹を使った染み抜きの方法が有効です。重曹を水でペースト状にしたものをシミに塗り、10分ほど放置します。その後、軽くブラシでこするか、洗濯機で洗濯すると、驚くほどきれいに落ちることでしょう。
以下は詳しい手順です。
- シミの上に重曹を振りかける: シミの部分に直接重曹を振りかけます。シミが広い場合は、シミが中心になるように均等に振りかけましょう。
- 軽くこする: 重曹を振りかけた後、柔らかい歯ブラシやスポンジを使って軽くこすります。ただし、力を入れ過ぎないように注意してください。生地を傷つけないように優しくこすります。
- しばらく放置する: こすった後、重曹をシミにしっかりと浸透させるために、数十分から数時間、放置します。シミの固さによって時間を調整してください。
- 洗濯する: 重曹を放置した後は、通常通りに洗濯機で洗濯します。
これで、重曹を使った染み抜きが完了です。重曹は環境にも優しく、安全性が高いため、子育て中のママたちにもおすすめの染み抜き方法です。
【まとめ】
麦茶のシミ抜きには身近なアイテムが頼りになります。最初に台所用洗剤で軽くトントンすることで、シミを早期に落とすことができます。もしシミが残っていれば、セスキ炭酸ソーダを使ってパワーアップ。
さらに酸素系漂白剤を加え、熱湯で処理すると効果的です。最後にクエン酸で中和し、アルカリを取り除きます。この手順を繰り返すことで、時間がたった頑固なシミにも立ち向かえます。
子供の服にできてしまった麦茶のシミ…今回ご紹介した方法で忙しいママたちでも、笑顔でシミとさよならできることでしょう。麦茶のシミ抜きテクニックを覚えて、子育てライフをより快適に楽しんでください!