うな重とうな丼のホントの違いって?蒲焼と白焼きについても解説

豆知識
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うなぎ、日本人にとっては親しい味ですよね!

土用の丑の日には、外食やデリバリーで楽しむ方も多いですよね?

さて、注文をするときに、「うな重」「うな丼」「うなぎの蒲焼」の中からどれを選びますか?

でも、実はこれらの違いって、どこに盛られているかだけなんですよ。

今回は、その違いを詳しく解説したいと思います!他にも蒲焼と白焼きのちがい、それから関東風と関西風のうなぎの調理の仕方の違いについてもわかりやすく解説していきますね。

うな重とうな丼の違いは?

うなぎのお店で注文するときや、出前を頼むとき、たくさんのメニューから選ぶとき、迷ったことはありませんか?

特に、「うな重」と「うな丼」の違いって、どういう意味なのか分からないですよね!

私も以前は、「うな重の方が高いから、良いうなぎを使ってるのかな?」とか、適当な理由をつけて選んでいました。

でも実際のところ、何が違うんでしょう?

実は、うな重とうな丼の違いは、器の違いにあります。

「うな重」は、うなぎの蒲焼とご飯をお重箱に入れたもので、重箱の重厚な風合いが特徴です。このお重箱は、うなぎの美味しさを保ちながら食べやすく、見栄えも良いと言われています。

一方、「うな丼」は、うなぎの蒲焼とご飯をどんぶりに入れたもので、手軽さとシンプルさが特徴です。どんぶりに盛られたうな丼は、簡素ながらも味わい深く、食べやすいという利点があります。

だから、お店で選ぶときは、自分の好みや雰囲気に合わせて選ぶのが良いですね。

うなぎのかば焼きは?ご飯は?

ちなみに、「うなぎの蒲焼」は、ご飯なしでお皿に盛られたものです。

「えっそれだけ!?」と驚いてしまいますよね。もっと何か違いがあるのかと思っていました。

では、うな丼に比べてうな重のほうが高級なイメージなのは、なぜなのでしょうか?

これは、どんぶりに比べて重箱のほうが四角くて隅々までうなぎをのせられるので、うなぎの量が多くなり、結果的に値段が高くなるんです。

ただ、その他にもうな重とうな丼の違いはあります。

まず、うな重は見た目が豪華で、重箱の中に細かく盛り付けられたうなぎとご飯が重なっています。一方、うな丼はどんぶりに盛られるため、うなぎとご飯が混ざって見えます。

また、食べやすさも異なります。うな重は、重箱の中でご飯とうなぎがしっかりと分かれているため、食べるときにご飯とうなぎを別々に楽しむことができます。一方、うな丼はどんぶりに盛られているため、ご飯とうなぎが混ざっている部分もあり、一口でご飯とうなぎを一緒に食べることになります。

そして、うなぎの味わいも微妙に異なります。うな重は重箱の中で蒸されたご飯とうなぎがじっくりと味をしみ合わせるため、より一体感のある味わいになります。一方、うな丼はどんぶりに盛られるため、ご飯とうなぎが別々の状態で盛られることが多く、それぞれの食材の味わいをより鮮明に感じることができます。

このように、うな重とうな丼にはさまざまな違いがありますが、最終的には自分の好みや食べ方に合わせて選ぶと良いでしょう。

うなぎの蒲焼と白焼きの違いは?

うなぎについて語るときに、うな丼・うな重問題と合わせて、もう一つ気になることがありませんか?

それは、「蒲焼と白焼きは何が違うの?」ということです。

蒲焼と白焼きは、見た目の違いから始まります。蒲焼は茶色く、白焼きは白いです。この違いは、焼く際の調理法によるものです。

蒲焼は、うなぎに特製のたれをつけて焼いたものです。たれが焼く過程でうなぎに絡み、風味豊かな味わいを生み出します。一方、白焼きは、たれをつけずに丁寧に焼き上げられます。そのため、素材のうなぎの旨みを存分に楽しむことができます。

どちらかと言えば、蒲焼が一般的であり、多くの店で提供されています。しかし、中部地方など一部の地域では、白焼きが親しまれています。白焼きは、素焼きなのでうなぎの持つ独特の味わいや食感を楽しむことができます。ただし、味のごまかしが効かないため、本物のうなぎの質が重要です。

うなぎを楽しむ際は、蒲焼や白焼きに限らず、塩で食べるのもオススメです。また、醤油やわさび醤油といった調味料を添えて食べることも、うなぎの味わいを引き立てる素晴らしい方法です。

関東風と関西風のうなぎの焼き方の違い

ところで蒲焼には「関西風」と「関東風」があるのをご存知ですか?

これらには開き方と焼き方に違いがあります。

まず、開き方については、

・関西では腹開き

・関東では背開き

にします。

商人文化の関西では、「腹を割って話す」という意味から、腹開きが好まれたとされています。

一方、武家社会だった江戸では、腹開きは切腹を連想させるため、避けられていました。

そのため、背開きが主流になったと考えられています。

次に、焼き方については、関東では焼く前に蒸し、関西では蒸さずにすぐ焼きます。

これは、関東では、せっかちな江戸っ子のために、あらかじめ蒸して火を通して柔らかくしておくことで、調理時間を早くすることができるからだとされています。

一方、関西では、直火でじっくりと焼きます。

うなぎの調理は、「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」と言われるほど、特に焼きがとても難しく、そのうなぎのおいしさは、職人によって左右されると言っても過言ではありません。

一度は食べ比べてみたいですねー。

名古屋はどっち?

名古屋では、関西風と関東風のうなぎの調理方法のどちらが主流か、とても興味深いですね。

名古屋は、地理的にも文化的にも、関西と関東の中間に位置しています。そのため、名古屋では両方のスタイルが楽しまれていますが、一般的にはうなぎは関西風が主流です。

関西風の蒲焼は、腹を開いて焼くスタイルで、名古屋でも一般的に親しまれています。商人文化の影響や地域的な風習から、関西風が根付いていると言えます。

一方、関東風の蒲焼は、背を開いて焼くスタイルです。これは江戸時代の武家社会の影響がありますが、名古屋ではあまり一般的ではありません。

ただし、名古屋には個々の店舗や地域によって異なる嗜好があります。そのため、関東風のうなぎを提供する店舗も存在しますが、一般的には関西風が広く受け入れられています。

要するに、名古屋では関西風の蒲焼がより一般的であり、地域の特色や文化に深く根ざしています。

まとめ

今回は、うなぎの料理についてさまざまな観点から解説しました。まず、「うな重」と「うな丼」の違いは、器の違いや食べやすさ、味わいなどがあります。

また、「蒲焼」と「白焼き」の違いは、調理方法や地域性によるものであり、それぞれの特徴を楽しむことができます。さらに、「関東風」と「関西風」の蒲焼には、開き方や焼き方の違いがあります。

これらの違いを知ることで、うなぎ料理の楽しみ方が広がります。うなぎの調理は職人技が求められる難易度が高いものであり、その美味しさは職人の腕に左右されることもあります。最後に、どちらも一度食べ比べてみることをおすすめします。

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