夏休みの自由研究、何にしようか悩んでいるうちに、気づけば宿題の締め切りが近づいている…そんな経験、ありませんか。
そこで今回は、身近なもので試せる「ブラックライト風」のライトづくりと、光る物の観察についてまとめました。私も、手作りできる範囲と、限界の両方を調べてみました。
結論からお伝えすると、スマホのライトとセロハンテープで、青紫色の光を出す「ブラックライト風ライト」は作れます。ただし、本物のブラックライトのような紫外線が出るわけではないので、光り方は控えめです。しっかり光を見たいときは、市販のUVライトを使うのが確実です。
ブラックライトとは?どうして光るの?

ブラックライトは、目に見えにくい紫外線(UV-A)を出すライトです。紫外線を当てると、光に反応する物質が、目に見える光を出す「蛍光」という現象が起こります。
蛍光が起こる物の例として、蛍光ペンのインクや、蛍光塗料があります。また、洗濯用の洗剤や、白い服に使われる「蛍光増白剤」が入っているものも、青白く光ることがあります。
普通の部屋の明かりの下では、この光り方は分かりにくいです。部屋を暗くして観察すると、光の変化がはっきり見えて、子どもも大喜びしてくれます。
手作りブラックライト風ライトの作り方
ここからは、スマホのライトを使った、簡単な作り方をご紹介します。市販のUVライトのように紫外線は出ませんが、青紫色の光で、蛍光を試す遊びは楽しめます。
用意するもの
- ライト機能つきのスマートフォン:ほとんどの機種に、ライト機能があります。
- セロハンテープ:ライトの光の色を変えるために使います。
- 青色と紫色の油性ペン:セロハンテープを塗りつぶすために使います。
- 保護メガネ:ライトを直接見ないための安全対策です。
- 軍手など:ペンのインクで手が汚れないようにします。
スマホは、お子さんではなく、おうちの人のものを使うと安心です。ライトの部分にテープを貼るので、外せる保護カバーなどを使い、汚れないように注意しましょう。
作り方の手順

- 保護メガネと手袋を着けて、まずは安全の準備をします。
- セロハンテープを適当な長さに切り、スマホのライト部分に貼ります。
- 貼ったテープを、青色の油性ペンで、ムラなく塗りつぶします。
- その上に、もう1枚セロハンテープを重ねて貼り、紫色の油性ペンで塗りつぶします。
- 部屋を暗くして、ライトをつけ、青紫色の光になっていれば完成です。
光を、蛍光ペンで書いた文字などに当てて、光り方を観察してみましょう。光り方は、市販のブラックライトに比べて弱く、うっすらと見える程度のことが多いです。
電球タイプの懐中電灯は、光の出方が違うので、この方法は使えません。LEDのライトを使うときも、機種によって光り方が変わるので、いろいろと試してみると面白いです。
もっとしっかり光らせたいときは
手作りのライトで、光り方が物足りなかった場合は、市販のUVライト(ブラックライト)を使う方法があります。100円ショップやホームセンター、通販などで、手頃なものが売られていることがあります。
ただし、紫外線は目や肌に負担をかけることがあるので、使い方には十分注意が必要です。お子さんが使うときは、必ずおうちの人が一緒にいるようにしてください。
光るものを探してみよう
ライトが準備できたら、身の回りで光るものを探してみましょう。次のようなものが、光る候補として挙げられます。
- 蛍光ペンで書いた文字や絵
- 蛍光塗料や、蛍光色のシール
- 洗濯洗剤や、白い服(蛍光増白剤が使われているもの)
- お札や、商品券などの、一部の印刷(偽造防止のため)
どのものが光るか、予想を立ててから試すと、自由研究としてもまとまりやすいです。結果を表にして、写真やイラストを添えれば、立派なレポートになります。
「光ったもの」と「光らなかったもの」を比べて、なぜそうなるのか考えるのも、楽しい学びになりますよ。
光り方を比べる、ちょっとした実験アイデア
光るものを見つけたら、条件を変えて比べてみると、より研究らしくなります。次のような実験は、家にあるもので気軽に試せます。
- テープの色を変える:青だけ、紫だけ、両方を重ねたときで、光り方を比べる
- 暗さを変える:部屋の明るさを変えて、見え方の違いを観察する
- 距離を変える:ライトと物の距離を変えて、光り方の違いを見る
- 物を変える:蛍光ペンの色ごとに、光り方の強さを比べる
どの条件でいちばんきれいに見えたのかを記録しておけば、それがそのまま研究の結果になります。予想が外れても、理由を考えることで学びになりますよ。
実験の途中で、お子さんが「どうして?」と疑問を口にしたら、それを書き留めておくのもおすすめです。次の研究のヒントにもなります。親子で話し合った内容も、あわせて書いておくと、思い出にも残りますね。
自由研究としてまとめるコツ
せっかく実験をするなら、レポートにまとめて提出できると、達成感がありますよね。難しく考えずに、次の流れで書くと、小学生でもまとめやすいです。
- テーマ:どんなことを調べたいか(例:どんなものが光るか)
- 予想:光ると思うもの、光らないと思うもの
- 方法:使った道具と、作り方の手順
- 結果:実際に光ったもの、光らなかったもの
- わかったこと:なぜそうなったかを考えて書く
写真は、暗い部屋で撮ると光り方が分かりやすくなります。スマホで撮るときは、フラッシュを切っておくと、光り方がそのまま写ります。
「うまく光らなかった」という結果も、立派な研究の一部です。なぜ光らなかったのか、ほかの方法ならどうかを書き添えると、内容がぐっと深まります。
使うときの安全ポイント
ブラックライトに限らず、ライトを使った実験では、安全がいちばん大切です。特に、次の3点は、必ず守ってください。
- 目の保護:ライトを直接のぞき込まない。保護メガネを使う。
- 肌の保護:長時間、肌に当て続けない。
- 使う場所:暗い部屋で、周りに壊れやすいものがない場所を選ぶ。
また、ペンの油性インクは、服や家具につくと落ちにくいので、新聞紙などを敷いておくと安心です。
ブラックライトを、トイレ掃除の汚れ探しや、ものの真偽の確認に使えるといわれることもありますが、効果は状況によって変わります。あくまで遊びや学習として楽しむのがおすすめです。
おわりに
自由研究のテーマ選びは、本当に悩みますよね。「うちの子にできるかな」と心配になる気持ちも、よく分かります。
この実験は、身近なものだけで始められて、光の不思議を体験できます。まずは、ライトとセロハンテープを用意して、暗い部屋で光を試すところから始めてみてください。
うまく光らなかったことも、大切な発見になります。親子で笑いながら、楽しい夏の思い出をつくってくださいね。

