子どもが楽しそうにお絵かきをしていると、つい目を離した隙にクレヨンで畳に落書きされてしまうこと、ありますよね?お子さんが夢中で描いている姿を見ると、つい「まあいいか」と思いがちですが、目を離したすきに書いてしまった畳のクレヨン…そんな畳の汚れは気になるものです。
畳は消耗品とはいえ、交換や張り替えにはかなりの費用がかかりますし、そうそう頻繫に替えるものでもありません。できるだけ自分で手軽に汚れを落としたいと思うことでしょう。そこで今回は、畳に付いたクレヨンの落とし方と、その具体的な手順をご紹介します。汚れが気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クレヨンの落書きを消すための準備と手順
畳に付いたクレヨンの汚れを効果的に落とすには、いくつかのコツがあります。ここでは、必要な道具と手順をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
必要な道具
1. 歯磨き粉 使い古しのもので構いませんが、大人用の歯磨き粉の方が使いやすいです。もし気になるようであれば、安価な歯磨き粉を新しく購入しても良いでしょう。台所用の中性洗剤とクリームクレンザーを混ぜて使うのも代用品としてOKですが、研磨剤が含まれているものの方が効果的です。ただし、混ぜる際は、有毒ガスが発生しないか確認してください。
2. 歯ブラシ(2本) 歯ブラシは2本用意すると便利です。1本はクレヨンの汚れ落とし用、もう1本は仕上げ用として使用します。畳の目の汚れをかき出すため、新しいものや柔らかめのものを選んでください。もし歯ブラシに抵抗がある場合は、雑巾で代用しても構いません。
3. 雑巾 仕上げに使う雑巾は、厚みがあって拭きやすいものを選ぶと良いです。しっかりとした雑巾で、最後の仕上げを行いましょう。
クレヨンの落書きの消し方の手順
それでは、クレヨンの落書きを畳からきれいに消すための具体的な手順をご紹介します。簡単なコツを押さえて、ぜひ試してみてください。
手順① 歯ブラシに歯磨き粉をつける
まず、歯ブラシのブラシ部分全体に歯磨き粉をしっかりとつけます。少量では何度も付け直す必要があるので、たっぷりとつけるのがポイントです。
手順② 畳の目に沿って優しくこする
歯ブラシの柄を持ち、優しく畳の目に沿ってブラシを動かします。強くこすりすぎると畳が傷む可能性があるので、力を入れすぎず、ゆっくりと丁寧に作業しましょう。畳の目に沿ってブラシを滑らせることが大切です。
手順③ タオル・雑巾でふき取る
水またはお湯で固く絞ったタオルまたは雑巾を使い、汚れを吸い取るように優しく押し付けます。タオルや雑巾はできるだけ固く絞って、湿りすぎないようにしましょう。
手順④ 畳が完全に乾くまで待つ
畳が濡れていると傷みやすいので、完全に乾くまで待ちます。もし汚れが落ちていないように感じても、焦らずに乾燥させてから再度確認してください。
手順⑤ 乾いた歯ブラシで畳の目を優しくこする
畳が乾いたら、乾いた歯ブラシを使って畳の目を優しくこすります。これにより、残った汚れを取り除くことができます。汚れが取り切れたら、きれいに仕上げましょう。
以上で完了です。もし汚れが完全に落ちない場合は、手順①から⑤を再度繰り返してみてください。手順①と手順⑤で使う歯ブラシは別のものを用意するか、歯ブラシの代わりにタオルまたは雑巾を使用しても問題ありません。
この手順を実践することで、畳に付いたクレヨンの落書きもスッキリと落とすことができるはずです。お子さんが楽しくお絵かきできるように、畳のケアもお忘れなく。
これで、畳に付いたクレヨンの落書きもスッキリと落とせます。ぜひ試してみて、お子さんと楽しい時間を過ごしてくださいね!
畳の落書きの対策方法
畳に落書きされる前に事前に対策を講じることで、被害を最小限に抑えることができます。以下に、いくつかの有効な対策方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 畳を覆う
畳の上にコルクマットやパズルマットを敷く方法は、非常に効果的です。これらのマットは、クレヨンやマーカーの落書きが付いた場合でも簡単に掃除できますし、万が一交換が必要になった場合も、単品で購入できるのでコストパフォーマンスも良好です。また、アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいの場合は、消音効果も期待できます。
一方で、カーペットを敷く方法もありますが、カーペット自体が落書きされる可能性があるため、あまりおすすめできません。また、コルクマットやパズルマットを使用する際は、畳内の湿度が上昇し、カビやダニが繁殖するリスクがあるため、少なくとも2ヵ月に一度はマットを剥がし、畳内の換気を行うことが大切です。
2. 消えるペンを用意する
最近では、水だけで簡単に消せるクレヨンやクーピー、マジックペンが多数販売されています。これらの製品を用意しておくことで、落書きができる遊び道具として使わせることができ、万が一の落書きにも対応しやすくなります。子供がクレヨンで遊ぶ際には、消しやすい道具を使うことで、後の手間を減らすことができます。
3. テーブルで絵を描く習慣をつける
学校などでの習慣を考えると、テーブルでの作業が自然になってきます。普段からテーブルで絵を描く習慣をつけることで、畳に落書きされるリスクを減らすことができます。テーブルの上が汚れる可能性がありますので、透明シートやテーブルカバーを使用して、汚れから守る対策をしておきましょう。
これらの対策を実践することで、畳に落書きされるリスクを減らし、より快適な家庭環境を保つことができます。お子さんと楽しい時間を過ごすためにも、ぜひ取り入れてみてください。
畳の落書き対策に役立つ便利グッズ
落書き対策をより一層効果的にするために、以下の便利グッズを活用するのもおすすめです。
1. スプレータイプの防水スプレー
畳の表面に防水スプレーを施すことで、汚れが染み込みにくくなります。特に、クレヨンやマーカーの汚れは水分で広がりやすいので、防水スプレーを使うことで、汚れが浮き上がりやすくなります。ただし、防水スプレーは畳の素材に影響を与える可能性があるので、目立たない部分で試してから使用することをおすすめします。
2. 収納ボックスでお絵かき道具を管理
クレヨンやマーカーを子供の手が届かない場所に保管するための収納ボックスを用意しましょう。お絵かきの時間が決まっている場合は、その時間だけお絵かき道具を取り出し、使用後はすぐに片付ける習慣をつけることで、畳に落書きされるリスクを大幅に減らせます。
3. 絵を描く場所を指定する
畳での落書きを防ぐために、子供専用のアートスペースを設けるのも一つの方法です。例えば、子供専用のデスクやアートテーブルを用意し、その周りにはクレヨンやペンが使える専用マットを敷くことで、畳の上での落書きを防げます。また、アートスペースを作ることで、子供も自分の作業スペースとして意識しやすくなります。
これらのアイデアを取り入れることで、畳の保護と子供のクリエイティブな活動を両立させることができ、より楽しい家庭環境を作る手助けになりますよ。
まとめ
畳にクレヨンで落書きされると、つい焦ってしまいますが、冷静に対処すればキレイに落とすことができます。歯磨き粉と歯ブラシを使って、優しく汚れを落とし、乾いた畳を保つことが重要です。また、事前に畳を保護するための対策として、コルクマットや消えるペンの利用も効果的です。
さらに、お絵かきの場所をテーブルにする習慣をつけることで、畳を守るだけでなく、子供の創造力を育むこともできます。日常的に注意を払いながら、楽しく安全な環境を整えていきましょう。