「洗濯機にキッチンハイターを使うと壊れるの?」今回の記事ではこの疑問にお答えします。
子育てママの皆さん、洗濯機のお掃除はどうしていますか?見えないところにはカビが…なんて聞くと、ぞっとしますよね。市販の洗濯槽クリーナーもたくさんありますが、心配はご無用!洗濯機の洗浄にキッチンハイターを使っても大丈夫です。ただし、注意点はありますので、一緒に見ていきましょう。
【洗濯機の汚れの種類と影響】
洗濯機の汚れには主に次の種類があります。
- カビや細菌の繁殖: 洗濯槽内の湿気や水滴が残っていると、カビや細菌が繁殖しやすくなります。これらの微生物は衣類についてしまい、不快な臭いやアレルギーの原因になることがあります。
- 洗剤や柔軟剤の残留: 洗濯中に使用した洗剤や柔軟剤が洗濯槽や配管に残留することがあります。これが溜まると、洗濯機のパフォーマンスが低下し、洗濯物の清潔さに影響を与えることがあります。
- ほこりや汚れの堆積: 衣類や洗剤から出たほこりや汚れが洗濯槽やフィルターに付着し、堆積していきます。これが蓄積すると、洗濯機の動作に支障をきたし、洗濯物に汚れが付着する原因になります。
これらの汚れが洗濯機内に残留すると、洗濯物が不完全に洗浄されるだけでなく、洗濯機自体の劣化や故障の原因にもなります。また、カビや細菌の繁殖は健康被害を引き起こす可能性がありますので、定期的な洗濯機のお手入れが重要です。
【洗濯機の掃除の仕方】
洗濯機の掃除は、以下の手順で効果的に行うことができます。
- 洗濯槽の掃除:
- まず、洗濯槽に残った汚れやカビを取り除きます。洗濯槽に付着した汚れを除去するために、市販の洗濯槽クリーナーを使用するのが一般的ですね。
- 洗濯槽クリーナーを洗濯槽に注ぎ、洗濯機の洗濯槽クリーニングコースを選択して洗浄します。
- 配管の掃除:
- 洗濯機の配管には、洗剤や柔軟剤の残留物が詰まっていることがあります。配管を清潔に保つために、定期的に配管の掃除を行います。
- ドレンホースやフィルターを外し、洗剤や柔軟剤の残留物を取り除きます。水で洗浄し、清潔な状態に戻します。
- 外部の清掃:
- 洗濯機の外部も定期的に清掃します。柔らかい布やスポンジを使って、表面の汚れやほこりを拭き取ります。特に操作パネルやドアの周りなど、手が届きやすい部分を重点的に掃除します。
- 乾燥機能の掃除(ある場合):
- 洗濯機に乾燥機能が付いている場合は、乾燥機のフィルターやエアコンディショナーを清掃します。乾燥機能の効率を保つために、定期的な掃除が必要です。
これらの手順を定期的に行うことで、洗濯機の清潔さを保ち、パフォーマンスを維持することができます。また、洗濯機の寿命を延ばし、衣類の清潔さを確保することができます。
洗濯機のお掃除にはキッチンハイターがおすすめ!
洗濯機、その清潔さについて誤解があるかもしれませんね。見た目が綺麗だから大丈夫と思っている方も多いかもしれませんが、実は内部にはカビや雑菌が繁殖していることがあります。
洗濯槽クリーナーもいいですが、家庭にあるアイテムで洗浄できると便利ですよね。そこで、キッチンハイターの出番です!キッチンハイターは強力な漂白作用があり、洗濯機の中をしっかり除菌・消臭してくれます。
洗濯機にキッチンハイターを使っても大丈夫?
洗濯機にキッチンハイターを使っても大丈夫?実は、心配ご無用です!
まず、結論から言いますと、キッチンハイター(塩素系漂白剤)を洗濯機のお掃除に使っても、洗濯機が壊れることはありません。一般的なステンレス槽の洗濯機であれば、適切な量を使用して洗浄しても問題ありません。実際、衣類用の塩素系漂白剤を代用して使っている人もいますが、そのような報告はありません。メーカーも洗濯槽の洗浄に衣類用の塩素系漂白剤を使用することを推奨していますので、ご安心ください。
では、衣料用のハイターとキッチンハイターの違いは何でしょうか?
実は、成分にはほとんど差がありません。どちらも次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)と水酸化ナトリウム(アルカリ剤)を含んでいます。
ただし、キッチンハイターには衣料用ハイターに含まれていない界面活性剤が入っています。この界面活性剤は、一般的なシャンプーやボディソープ、食器用洗剤にも含まれており、特に珍しい成分ではありません。
しかし、界面活性剤が入っているキッチンハイターを使用すると、洗浄中に泡立ちが増え、排水が阻害される可能性があります。ただ、私が普段使っているジョンソンの洗たく槽カビキラー(塩素系)も界面活性剤を含んでいるんですよね。メーカーも全自動洗濯機やドラム式洗濯機にも使えると明言しています。実際、私も長年使用してきましたが、何の問題もありませんでした。
要するに、洗濯機メーカーは界面活性剤が入っていない塩素系漂白剤の使用を推奨していますが、界面活性剤が入っている塩素系漂白剤を使用しても洗濯機が壊れることはありません。(ですが、メーカーの推奨に従うのが無難です。)
洗濯槽にキッチンハイター!その使い方
キッチンハイターの使い方は簡単です。洗濯機メーカーによると、衣類用の塩素系漂白剤を約200 mL程度、直接洗濯機のドラム内に入れるよう指示されています。これをキッチンハイターで代用します。
キッチンハイターを入れたら、洗濯機を普通に回すだけです。洗濯槽カビキラー(塩素系)の場合、「つけ置きの必要がなく、入れて洗濯機を回すだけ」と案内されていますが、キッチンハイターも基本的に同じです。
ただし、洗濯機の機種によっては、洗濯槽洗浄のコースがあるかもしれませんので、それに合わせて洗浄してもいいでしょう。わが家のパナソニックの洗濯機の説明書には、「市販の洗濯槽クリーナーやカビ取り洗浄剤(カビキラー等)は、泡立ちが多すぎて途中で排水し、十分な効果が得られない場合があります。当社としては保証いたしかねます。」という注意書きがあります。
PanasonicではPanasonicから販売されている洗濯槽クリーナーを使用することを推奨しているのは当然のことであり、他社製品については保証がされないというのは、表現としては一般的です。
まとめ
洗濯機にキッチンハイターを使うと壊れるのか?という記事を書いてきましたが、キッチンハイターを使用したくらいで洗濯機が壊れることはなく、実際に使用している方もいます。 た
だ、メーカーで推奨されている使用方法ではないので、一番良いのはやはりメーカーの純正を使用すること、現実的なのはスーパーやドラッグストアで売っている洗濯機用の洗浄剤を使用すること、今すぐ洗濯機洗浄剤を使用したいけど手元にない場合のみキッチンハイターで代用するといったところでしょうか。
そもそもメーカーの純正品も塩素系なので、同じ塩素系のキッチンハイターの成分により洗濯槽を痛めるということはなく、キッチンハイターは界面活性剤入りで泡立つかもしれないと言っていますが、洗濯機は洗濯するものなので泡立ちが原因ですぐ壊れるようなことも考えにくいです。(メーカーも壊れるというのではなく、泡立ちが原因で途中排水される可能性があるといっています。)
洗濯槽クリーナーは1回使い切りのものが多いので、購入して即使用すると在庫でかさばることもないでしょうし、あえてキッチンハイターを使用し続ける必要もないかとは思います。でも、今すぐ洗濯機の洗浄がしたい方はキッチンハイターでも壊れることはないのです。ただし、推奨はされてませんので、ご使用は自己責任でお願いいたします。