金魚のゆったりとした泳ぎ、かわいらしい姿は、見ているだけで心が癒されますよね。毎日お世話をする中で、どんどん愛着が深まっていくのも自然なことです。
でも、みなさんは「金魚が飼い主になつく」ってご存じでしたか?
実は、金魚も犬や猫のように飼い主を覚えたり、近づくと水槽に寄ってきてくれることがあります。そんなかわいい行動を目にすると、もっと金魚との絆を深めたくなりますよね。
この記事では、金魚がなついたときに見せるかわいい行動や興味深い面白い行動、金魚が飼い主になつきやすくなるお世話のポイントについて詳しくご紹介します。飼育を楽しみながら、金魚との距離をぐっと縮めるヒントが満載です!
ぜひ最後まで読んで、あなたの金魚との絆をさらに深めてみてください。
金魚がなつくとどうなる?かわいい行動とは?
金魚は実はとても警戒心が強い生き物です。特に小さな金魚から見れば、水槽の外にいる人間は巨大で、少し怖い存在に映っているかもしれません。
でも、毎日世話をする中で少しずつ警戒心が解け、信頼関係が築かれると、金魚も飼い主に心を開き、愛らしい行動を見せてくれるようになります。とってもかわいくて時には面白い行動を見せてくれるんですよ。
では、金魚が飼い主になつくと、具体的にはどんな行動を見せるのでしょうか?ここでは、金魚がなついたときに見られる2つの代表的な興味深い行動をご紹介します。
1. 近づくと寄ってくる
金魚が飼い主に慣れると、水槽に近づくとすぐにこちらに寄ってきてくれるようになります。普段はのんびり泳いでいるのに、飼い主を見つけると急いで泳いでくる姿はとてもかわいらしいです。
意外にも金魚は視力が良く、少し離れた場所にいても、しっかり飼い主の姿を認識できるんです。信頼して近づいてきてくれるのは、飼い主にとっても嬉しい瞬間ですよね。
2. ダンスでエサをおねだり
もう一つのなついた金魚の特徴的な行動は、エサをねだる「エサくれダンス」です。金魚愛好家の間ではよく知られている現象で、まるで飼い主に「ごはんちょうだい!」とアピールしているかのように、活発に泳ぎまわります。
最初のうちはエサを与えても警戒してすぐに食べなかった金魚も、慣れてくると飼い主の姿を見ただけでエサを期待して、右へ左へと忙しく泳ぎ回るようになります。その動きがまるでダンスをしているかのように見えるため、この行動が「エサくれダンス」と呼ばれているのです。
バタバタとヒレを動かしてはしゃぐ姿はとても愛おしく、毎日の世話が楽しみになりますね。
金魚を飼い主になつかせるコツ
金魚の面白い行動を知ったところで、そんな行動を見せてくれるようにするための、なつかせる方法をご紹介していきます。
金魚をなつかせるためには、まず金魚に「人間は危険な存在ではない」と安心させることが大切です。毎日姿を見せることで、飼い主の存在に慣れてもらいましょう。
1. エサやりは絆を深めるチャンス!
エサをあげるタイミングは、金魚と仲良くなるための重要な瞬間です。最近は自動エサやり機も便利ですが、できるだけ手でエサをあげると、金魚が飼い主を認識しやすくなります。
あなたの姿が見えると「エサがもらえる!」と覚えた金魚は、警戒心も弱まり、次第にあなたの近くに寄ってくるようになります。特に、毎日決まった時間にエサをあげると、金魚たちがエサの時間が近づくとソワソワする様子が見られるかもしれません。そんな瞬間は、金魚との距離がぐっと縮まるチャンスです!
2. 毎日優しく声をかける
金魚とコミュニケーションを取るために、毎日姿を見せるだけでなく、声をかけるのも効果的です。水中に音が伝わるのは難しいですが、声をかけるしぐさを金魚が覚えて反応してくれることがあります。特にエサをあげる時には、優しい声で呼びかけてみてくださいね。そうすれば、それを覚えた金魚はさらに親しみを感じてくれるはずです。
3. 複数匹で飼うのも効果的
金魚は基本的に集団行動を好む生き物です。一匹だけで飼うと寂しさを感じやすくなると言われており、警戒心も強くなりがちです。そこで、数匹一緒に飼うことで金魚同士の安心感が生まれ、結果的に人間にも慣れやすくなります。
ただし、たくさんの金魚を一度に飼うのはNG。水槽の大きさや水質管理のしやすさなど、飼育環境をしっかり考えた上で、無理のない数にしましょう。金魚が快適に暮らせる環境づくりを心がけることが大切です。必要であればショップの専門家に相談して、適切な数を見極めましょう。
環境づくりと絆を深めるポイント
金魚をなつかせるためには、愛情を持って世話をするだけでなく、健康的な環境を整えることがとても重要です。金魚はデリケートな生き物なので、水質や水温の管理が大切です。特に、エサをあげすぎると水質が悪化しやすく、病気にかかるリスクが高まります。
水質管理は基本中の基本
水槽の水は定期的に交換し、フィルターを清潔に保つことが大切です。また、金魚は酸素をたくさん必要とするため、酸素を供給する装置を使って水を常に新鮮な状態にしておきましょう。水質が良い状態を保つことで、金魚の健康も守られ、飼い主との信頼関係もより強くなります。
適切な水温管理
金魚は季節の変化に敏感です。特に夏場は水温が高くなりすぎることがありますので、エアレーションや日陰を作るなどして水温を調整することが重要です。また、冬は水温が下がりすぎないようにヒーターを使うと安心です。適切な温度管理は、金魚のストレスを減らし、なつきやすい環境を作り出します。
金魚にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。例えば、和金やリュウキンといった一般的な種類から、出目金やランチュウなど、少し個性的なものまであります。種類によっては飼育方法に少し違いがあるため、金魚を選ぶ際には自分の環境に合った種類を選ぶことが大切です。
出目金やランチュウは特に注意が必要です。出目金は目が飛び出しているため、障害物にぶつかりやすいので、水槽のレイアウトには配慮が必要です。ランチュウも背びれがないため、泳ぎがあまり得意ではなく、水流が強いとストレスを感じやすいです。それぞれの特徴を理解し、それに応じた環境を整えてあげることで、金魚がより快適に過ごせるようになります。
まとめ
金魚は警戒心が強い生き物ですが、日々のお世話や適切な環境を整えることで、飼い主になついてくれます。エサやりや毎日の声かけを通じて、金魚との信頼関係を築くことが大切です。
また、健康的な飼育環境を保つためには水質や水温の管理も重要です。複数匹での飼育や、種類に応じたケアも考慮することで、金魚との絆がさらに深まります。ぜひこの記事を参考に、あなたの金魚との素敵な飼育生活を楽しんでください!