小学生の平均体重って気になりますよね。うちの子もめちゃくちゃ食べるんだけど、太りすぎてないかしらって心配してるんです。体重って身長と関係あるし、子供によっても差があるから、一概には言えないですよね。
でもやっぱり太りすぎは心配ですよね。うちの子が他の子と比べてどのくらいなのか知りたくなっちゃいます。
そこで今回は、小学生の平均体重ってどれくらいなのか、そしてうちの子の体重が大丈夫なのかについて考えてみたいんです。それに、もし平均より重い場合や、ちょっと肥満気味かなって思う場合の対策もご紹介しますね。
小学生の平均体重はどのくらいなの?
実際はどのくらいなの?小学生の平均体重は以下のようになっています。
学年 | 男の子の平均体重 | 男の子の平均身長 | 女の子の平均体重 | 女の子の平均身長 |
---|---|---|---|---|
1年生 | 21.4kg | 116.5cm | 21.0kg | 115.7cm |
2年生 | 24.1kg | 122.5cm | 23.5kg | 121.5cm |
3年生 | 27.2kg | 128.2cm | 26.4kg | 127.3cm |
4年生 | 30.5kg | 133.5cm | 29.9kg | 133.4cm |
5年生 | 34.2kg | 139.0cm | 34.0kg | 140.1cm |
6年生 | 38.2kg | 145.0cm | 39.0kg | 146.7cm |
平均より多くても、身長も高いなら大丈夫!
体重が平均より多くても、身長も高いならあまり気にすることはないでしょう。平成10〜18年度当たりがピークに減少、もしくは横ばいの状態だそうで、前年度と比べても大きな差はありません。
小学生の体重が適性かどうか調べる方法
身長や体格によっても体重は変わりますから、体重だけで太っているかどうかを判断するのは難しいですよね。大人の場合は「BMI(Body mass index、肥満指数)」が使われますが、子供にはそれをそのまま適用することはできません。
肥満度
学校の身体測定結果に「肥満度」があるかもしれません。大人のBMIとは少し違う方法で計算されます。年齢によって身長や体重も違うので標準体重を用いて肥満度を求めます。
その標準体重と肥満度の計算方法は以下です。
身長別標準体重=(身長(cm)ー100)×0.9
肥満度=(体重(kg)ー身長別標準体重(kg))÷身長別標準体重(kg)×100(%)
ここで肥満度が20%を超えると肥満傾向にあるとされます。
例えば、小学校3年生の男の子で、身長130cm、体重30kgの場合、肥満度は11.1%で、肥満ではないということになります。
ローレル指数
ローレル指数は、学童期の子供の肥満度を算出する時に使われます。
算出方法は以下の式の通りで、115〜145が普通、130が標準値とされます。160を超えると肥満と判断されます。
ローレル指数=体重(kg)÷身長(cm)の3乗×10の7乗(10,000,000)
例えば、上記と同じ身長体重で計算すると、ローレル指数は136.54です。
どのクラスにも、少し太っている子はいますよね。でも、そのまま成長すると様々なリスクが出てきます。子供のうちは「ぽっちゃりしてるね」くらいで済むかもしれませんが、将来の健康に影響が出ることもありますから、気をつけたいですね。
肥満度とローレル指数とは?
ここで紹介した肥満度とローレル指数は、子供の体重と身長のバランスを評価するための指標です。
肥満度は、子供の身長や年齢に応じた理想的な体重と比べて、実際の体重がどれだけ増えているかを示します。肥満度が20%を超えると、肥満傾向にあると判断されます。
一方、ローレル指数は、子供の肥満度を算出する別の方法です。この指数は、体重を身長の3乗で割り、10の7乗をかけて計算されます。この数値が115〜145の範囲にあれば普通、130が標準値となります。160を超えると肥満の判定になります。
これらの指標は、子供の健康状態を把握し、適切な肥満対策を取るために役立ちます。家族と一緒に定期的に身体測定を行い、肥満度やローレル指数を把握して、健康な生活習慣をサポートしましょう。
大人になっても太りやすくなる?その他のリスクは?
子供の頃の食生活の習慣は、大人になってもなかなか変えることが難しいですよね。
例えば、子供の頃から運動が苦手だったり、甘いものが好きでついつい食べ過ぎてしまったりすると、大人になってもその習慣が続き、ぽっちゃり体型を維持したまま、なかなか痩せづらくなってしまうでしょう。
たとえば、子供の頃から運動が苦手で、学校の体育の授業も嫌いだった子は、大人になっても運動不足が続き、エネルギーの消費が少ないままで体重が増えやすくなります。また、甘いものが好きで、おやつによくチョコレートやケーキを食べていた子は、大人になってもその習慣が抜けず、高カロリーな食品を過剰に摂取してしまうことで、太りやすくなります。
子供の頃の生活習慣が大人になっても続くことで、身体の健康を害するリスクが高まります。ですから、子供の頃から健康的な食生活や適度な運動を習慣づけることが、将来の健康を守るために重要です。
生活習慣病のリスクが高まる
今、子供でも糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病になることがあります。体重が適正でない状態が続くと、これらの病気のリスクが高まります。遺伝的な要因は避けられませんが、食生活が原因の生活習慣病は予防できる病気です。将来の健康を考えると、今のうちに適正な体重を維持することが重要です。
太っていることの劣等感
肥満はメンタル面にも影響を及ぼします。特に高学年になると、見た目や体型に対する意識が高まります。太っていることで周囲からバカにされたり、運動が苦手なことで自信を失うこともあります。
例えば、運動会でみんなと同じように活動できなかったり、恥ずかしい思いをすることで自信をなくしてしまうかもしれません。子供の心は傷つきやすく、肥満による体型へのコンプレックスは将来の自信や健康に影響を及ぼすこともあります。
肥満児にしたいために毎日の生活でできる小学生の肥満対策
肥満児にならないためには、日々の生活習慣を見直すことが重要です。特に、小学生の肥満は親の責任が大きいです。子供が自分で食事を作って食べるわけではないので、1日3回の食事やおやつは親がコントロールする必要があります。
標準体重に戻すための生活習慣改善
- 1日3食、しっかり食べる
朝食を抜いたり、夜遅く食べたりしないようにしましょう。規則正しい食事を心がけて、3食しっかり食べることが大切です。特に、夜9時以降に食べ物を摂取しないように気をつけましょう。 - 栄養バランスの取れた食事を
子供には栄養バランスの良い食事が必要です。好きなメニューばかりではなく、タンパク質や野菜もしっかり摂るように心がけましょう。野菜が苦手な子供には、一緒に買い物に行って自分で選ばせたり、一緒に調理をしたり、家庭菜園で野菜を育てることで食べる気持ちを育てる工夫が必要です。 - 食べる順番を変える
子供はごはんや好きなおかずから食べ始めることが多いですが、食べる順番にも気をつけましょう。野菜や汁物から食べるようにすると、満腹感を早めることができます。肥満解消までは野菜から食べるように心がけ、ご飯は最後に食べるようにすると良いでしょう。
食べる量にも気をつけて
栄養バランスを考えていても、大人と同じ量、またはそれ以上食べていたら太ります。そのため、量は少し調整することが重要です。特に、6年生くらいになると男の子は大人と同じくらい食べることがありますが、腹八分目にするためにも、気持ち少なめに食べるようにしましょう。運動している子供は別ですが、それ以外の子供は量を調整することが望ましいですね。
その子専用のランチプレートなどを用意して、そこに適切な量のご飯とおかずをセットすることで、食べている量がわかりやすくなります。
だらだらとおやつを食べない
おやつの時間も決めておきましょう。小学生は学校の給食を食べてから夕食まで、お腹が空きますよね。そのため、おやつを食べるのはかまいませんが、学校から帰ってきてだらだらと食べるのは良くありません。夕食にも影響してしまいますし、だらだら食べる習慣がついていると血糖値が上がったままになり、太りやすい身体になってしまう可能性もあります。おやつは時間と量をきちんと決めて食べるようにしましょう。
スナック菓子、ジャンクフードはやめる
おやつは「軽い食事」と位置づけて、砂糖や油をたくさん使っているお菓子類は少し控えた方が良いでしょう。代わりに、うどんやおにぎり、サンドイッチなど、夕食に影響しない程度の量の「軽い食事」をとり入れて、お腹を満たしましょう。全部を断つのではなく、たとえばチョコレートは週末のお楽しみにするなど、適度に楽しむことも大切です。
手作りのおやつにする
買って来たおやつは、実際にどれだけ砂糖や油が使われているかは数値でしかわかりませんが、自分で作ってみると実際の材料を目の当たりにすることができます。そのため、「こんなに食べているんだ」ということがよくわかるでしょう。
子供にこれだけの砂糖を食べさせていたのかと思えば、少なくとも買ってきたお菓子は避けるべきだと感じるかもしれません。手作りすれば、砂糖や油を控えめにしたお菓子を作ることができますし、子供と一緒に作ることで、「このたくさんの砂糖が身体に良くないんだよ」という教訓も伝えることができます。
清涼飲料水もやめる
清涼飲料水は実質的には砂糖水です。身体に良いことはありません。ごくたまに、少しだけ飲むのは問題ありませんが、基本的には麦茶などのさっぱりした飲み物か、砂糖の入っていない野菜ジュースやフルーツジュースを選びましょう。
1日おきに運動をする
身体を積極的に動かしてほしいですが、毎日運動する必要はありません。1日おきでも十分です。週末や平日の2〜3日、決めた曜日に身体を動かす習慣を付けましょう。水泳などの習い事を始めるのも良いですし、親子で公園などに行って身体を動かすのも良いアイデアです。ウォーキングがてら買い物につき合ってもらうなど、外に出て身体を動かす習慣を取り入れてみてください。
バランスも大事。あまり悩みすぎないこと!
子供は身長が大きく伸びる時期もあれば、体重が増える時期もあります。そのため、少しの増減であんまり一喜一憂しないことも大切です。
私の息子も現在小学6年生ですが、昨年は「ちょっとぽっちゃりして来てない?大丈夫?」と心配していました。しかし、後にわかったことですが、その時期は身長が急激に伸びる成長期だったようです。春から数ヶ月で身長がいきなり5cmも伸び、今ではすっきりとした体型になっています。
小学生で運動をまったくせずにお腹がタプタプ、相撲取りのような体格だと心配になりますが、そうでない場合は生活習慣を整えることで、子供の適正体重に近づけることができます。だから、あまり悩みすぎないでくださいね。
【まとめ】
子供の体重に関する悩みは、その成長段階や身長とのバランスも考慮する必要があります。身長が急激に伸びる時期もあり、体重の増減も自然な成長過程です。
例えば、小学6年生の息子が一時的にぽっちゃりしているように見えたとしても、後に身長が伸びて体型がすっきりすることもあります。適切な体重を保つためには、バランスの取れた食事や定期的な運動が重要です。
運動不足や不健康な食習慣が気になる場合は、家族で生活習慣を見直していくことが大切です。ただし、子供の個々の成長段階や体型に過度に悩む必要はありません。自然な成長過程を受け入れつつ、健康的な生活習慣を取り入れることで、子供が適切な体重を維持できるようサポートしましょう。